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Webデザイナーの資格取得・検定試験に時間を使ってはいけない理由

Webデザイナーの資格取得・検定試験に時間を使ってはいけない理由

未経験の方で、Webデザイナーの資格取得、検定試験に貴重な時間とお金をかけてしまう人が後を絶ちません。

Web制作会社の書類選考や面接などでは資格・検定などを持っている事が採用の決定打になる可能性は極めて低いのです。採用担当者はそれよりも、あなたの人間性やポートフォリオサイトのクオリティを特に重要視しています。

今回は未経験者・初心者の方が、Webデザイナーの資格取得や検定試験などを目的にしてはいけない理由をまとめましたので、是非参考にして下さい。資格取得に時間を使うなら、ポートフォリオサイトのクオリティをあげましょう。

1.Webデザイナー検定・資格取得が採用につながる可能性は極めて低い

Webデザイナー向けの検定・資格取得をした事によって採用してもらえる可能性はほぼ無いと思って下さい。採用担当者からすると、あなたが資格を持っているとか持っていないとかは実はどうでもいい事なのです。資格・検定よりも重要視されるのは、あなたの人柄とポートフォリオサイトのクオリティ・デザイン力です。

2.Webデザイナー資格ビジネスに惑わされてはいけない理由

Webデザイナーの資格・検定などは立派な資格ビジネスです。ほとんどの場合1級から3級まで用意されていて全部受けると受講費用だけでも、6〜7万円かかります。

そして、それらの検定対策に応じた参考書などを階級の分だけ購入する必要があります。パソコンの参考書は一冊2500円くらいしますから、3万円くらいは書籍代で必要になるでしょう。

合計で資格取得に費やすお金はなんと10万円を超えてしまいます。

3.Webデザインの能力は暗記するものではない

Webデザイナーの資格取得に向けて勉強する時、どうしても暗記の勉強になる傾向がありますが、そもそもWebデザインの勉強は暗記するものではありません。

Webを習得する時に暗記するというのは完全に間違った姿勢です。「自分で考えて手を動かしながら覚える」という事がとても大切なのです。

プロジェクトごとに、使うテクニックも異なりますのでWebデザイナーは暗記のスキルではなく、柔軟にプロジェクトに合わせて対応していく必要があるのです。

4.Webデザイナー資格試験は問題が古い

Webデザイナーの資格・検定試験などに出題される問題は、内容が古い場合が非常に多いのです。HTML+CSS,JavaScript,phpなどが出題されますが、

中でもJavaScriptに関してはjQueryという便利なライブラリーが登場し、Webデザイナーを目指す人はイチからJavaScriptコードを書く必要がありません。

また、問題にphpなども出題されたりしていますが、現在はWordPressなどが登場し、phpに関してもWebデザイナーは、イチからプログラミングする必要はなく、WordPressを独学で勉強した方が断然良いでしょう。

5.古い内容の勉強するのは時間と労力の無駄使いでしかない

Webの世界は、時代の流れが非常に早い為、スキルを身につけてもすぐに陳腐化してしまう事が良くあります。その時代に対応したスキルを身につける必要があるのです。

初心者・未経験者の方が出題される問題が古いという事に気づかずに、それらを勉強し続けてしまうという事は時間と労力の無駄使いでしかありません。

国家資格である某Webデザイン◯◯検定のWebサイトをチェックしてみてください。Web制作会社では、スマホサイト制作は必須となっているにも関わらず、2017年1月現在でもスマートフォンサイトに最適化されていません。あなたはこのようなサイトを運営している団体のウェブデザイン◯◯資格をそれでも取得したいですか?

5.未経験者は資格取得・検定試験よりもポートフォリオサイトを作ろう

Webデザインの実務経験が無いのならば、ポートフォリオサイトを作る事を第一優先にして下さい。未経験からWebデザイナーとして就職する為にはポートフォリオサイト無くして、採用を勝ち取る事は極めて難しいからです。

ポートフォリオサイトの作り方に関しては「採用担当者に好印象を与えるポートフォリオサイトの作り方」で詳しく解説していますので参考にして下さい。

どうしても資格を取りたい場合、自信のあるポートフォリオサイトを作ってからでも決して遅くはありません。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?未経験からWebデザイナーを目指す場合には、資格や検定は全く必要がないのです。

それらに時間とお金を費やすならば、まずは自信の持てるポートフォリオサイトを作り、やる気、情熱を持って、面接に挑んで下さい。

採用担当者が驚く程のポートフォリオサイトを作って、採用を勝ち取り、Webデザイナーとしての道を切り開いていただければ幸いです。

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