Webデザイナーの求人情報からわかる必要な最新スキルとは何か?
今回はこれからWebデザイナーを目指すあなたに向けて、最新求人情報をランダムに選び2017年Webデザイン業界では、どのようなスキルが求められているのかを検証していきたいと思います。
求人情報は未経験OK・正社員(中途)・正社員(新卒)のみをランダムに3社ほど選出しそれぞれの会社の求人内容を紹介。
2017年現在、Webデザイナーにはどのようなスキルが求められているのかがわかると共に、これからどのようなスキルを習得していくべきなのかがわかる内容になっています。ぜひ参考にして下さい。
目次
【A社】東京都港区の証券会社のインハウスWebデザイナー
まず一社目、証券会社が直接雇用するのでインハウスのWebデザイナーの求人。従業員数は200名の大きめの企業です。東京都港区で募集を行っているA社(証券会社)の求人情報に書かれている必須スキルです。
仕事内容
当社で手掛けているHPやツール等のデザインやロゴ制作をお任せします。
- HPデザイン
- Webバナー制作
- Webページデザイン
- Webページコーディング
- 紙媒体のデザイン
- ノベルティーグッズのデザイン等
デザイン全般に直接関われるお仕事みたいです。
必須スキル
- PCを操作出来るスキル
- PhotoShop、Illustratorのスキル
- HTML/CSSの知識
- Webデザイン経験、サイトの制作経験
歓迎されるスキルや経験
- SEO対策等のアクセスアップのスキル
- 紙媒体のデザイン経験
POINT:こちらは証券会社との事ですが、仕事内容を拝見するとWebデザインにも紙媒体のデザインにも携われる仕事内容で必須スキルはソフトでいうとPhotoshop,illustrator・HTML+CSSそしてアクセスアップを狙ったSEOのスキル。Webデザイナーでもマーケティング的なスキルを持った人が歓迎されるようです。
【B社】東京・大阪で Web制作・SEO対策サービスを提供しているWeb制作会社
従業員数は東京25人 大阪20人 中規模のWeb制作会社です。
大阪府でWeb制作・SEOなどのサービスを提供しているB社の求人情報です。B社が必須としているスキルは以下の内容です。
仕事内容
Webプランニング・Webデザイン・コーディング・システム構築・運用提案などトータル的なサービスを提供しています。直接取引のお仕事がメインです。
- PCサイト、スマートフォンサイトのHTMLコーディング (HTML/CSS/JavaScript)
- WordPressやMovableTypeなどのCMSの設置・カスタマイズ
- 各種フォーム等の設置
必須スキル
- コーディングの経験が2年以上ある事(未経験でもOK)
- レスポンシブWebサイトのコーディングが出来る人
- jQueryをカスタマイズ出来る人
- Photoshop,illustratorの基本操作が出来る
歓迎されるスキルや経験
- デザイン経験がある人
- jQueryを使わないJavaScriptコーディング
- php,データベースなどのサーバーサイドの知識
- WordPress・Movable TypeなどのCMSのカスタマイズ経験
こちらはWeb制作がメインの会社のようですがWebクリエイターとしてトータル的なスキルを持った人を求めているようです。
POINT:インハウスデザイナーと比べるとWeb制作を専門にしている会社では、Webデザイン力に加えてphp・CMS・データベースなどのWebシステムに関するスキルが歓迎されています。Web制作会社に勤務したいと考えている場合は、WordPressなどのCMSを習得すると強いでしょう。
【C社】東京都世田谷区のWebデザイン会社
C社は東京都世田谷区にオフィスを構えるWebデザイン会社で、事業規模は7人程の小さいデザイン会社のようです。広告代理店の仕事がなく、すべてクライアント直案件の仕事がメイン。
仕事内容
PC用、スマートフォン用のWebサイトのデザインを担当していただきます。案件によって、UXデザイン、レイアウト設計、アートディレクションに関わる機会も多いとの事です。
必須スキル
- 2年以上のWeb制作の経験(独学・スクールなどでもOK)
- Webデザインに必要なPhotoshop等の操作が一通り出来る事
- 配色やレイアウト、書体などのデザインの基礎知識がある事
- 作品制作の実績(仕事ではなく、プライベートなものでも可)
歓迎されるスキル
- HTML/CSSやJavaScriptのコーディング経験
- WordPressやサーバサイドに関する知識
- グラフィックデザインの経験
またこちらC社では、以下のように求める人物像が書かれています。
スキルの幅は特別広くなくてもかまいません。デザインへの情熱と向上心さえあれば、あとは全力で私たちがサポートして、あなたを育てあげます。
POINT:こちらの会社では、やはりWebデザインスキルとしてPhotoshopの操作方法、コーディング経験、Webデザインに使う必要な知識。そして情熱とやる気を持った人を求めています。
まとめ
今回は2017年の最新のWebデザイナー求人情報からランダムに3社を選出して、それぞれの企業がどのようなWebデザイナーを求めているのかを調査した内容をシェアさせていただきました。
インハウスWebデザイナー、中規模のWeb制作会社、小規模のWebデザイン事務所の求人内容を見ると、その会社も理想としているWebデザイナーには共通点がある事がわかりました。まとめさせていただくと以下の通りです。
必須のスキル
どの会社も必須のスキルには
- Photoshop,illustratorを使ったWebデザイン力
- HTML+CSSを理解していてコーディングが出来る人
- スマホサイト制作
とあります。これらはWebデザイナーを目指すなら必ず身につけるべきです。Photoshopでデザイン出来る力を身につける必要があります。(illustratorは私の経験上、Photoshopで代用出来るので必須ではありません)
スマートフォンが主流となっているので、スマホサイト制作もとても重要です。ポートフォリオサイトは必ずスマホ対応したサイトを提出しましょう。
POINT:PhotoshopでWebページをデザインし、ロゴやアイコンなどをillustratorでデザイン、完成したデザインをDreamweaverを使ってHTMLとCSSでコーディング出来るように勉強しましょう。
歓迎されるスキル
- WordPressを使ったCMSをカスタママイズ出来る
- jQueryをカスタマイズ出来る
- レスポンシブWebサイトをコーディング出来る
- SEOの知識
歓迎されるスキルには、WordPressであったり・レスポンシブWebサイト・SEOの知識など時代を反映した内容になっています。
最近ではGoogleなどの検索エンジンのアップデートなどによって、サイトをそう簡単には上位に表示出来なくなっています。その為SEOの知識を持った人が求められている事も間違いないでしょう。
POINT:必須スキルに加えて、WordPress・jQuery・SEO・スマホサイトコーディングが出来る人はこれからの時代どこでも雇用してもらえる可能性が高まります。まさに手に職のスキルと言えます。
必須スキルと同等に重要なのは、あなたの人柄
C社の求人内容にあったように、一番大切なのは、デザインに対する情熱と常にレベルアップしたいという向上心です。スキルはあってやる気のない人よりも、幅広いスキルがなくてもやる気と情熱を持った人を雇用したいと思うのは当然です。
未経験から独学でWebデザイナーになる事は決して容易な事ではありませんが、情熱を持って取り組めば必ずあなたを採用してくれる会社・企業・デザイン事務所はたくさんあります。自信を持って勉強を進めていきましょう。
これから未経験から独学でWebデザイナーになりたいと考ている場合、題材としてオウンドメディアを構築していただく事をおすすめしています。「Webデザイナーを目指すなら今すぐオウンドメディアを作ろう!」にて詳しく解説していますのでぜひこちらの記事も参考にして下さい。
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