Webデザイナーとしてデザイン力をアップさせる6つの方法
Webデザイナーとして一人前になる為には、ソフトを自由自在に操作出来るようになる事はもちろんですが、あわせてデザイン力を日々向上させる努力が必要です。
だからと言って、Webデザインなどの参考書を闇雲に買って読む事は意味がありません。それらはソフトの使い方やルールなどの解説が基本となるので、実践的なデザイン力を身につける事が出来ないからです。
そこで今回は、デザイン力をアップさせる為に私が普段行っている事をあなたにシェアしたいと思います。お金をかけなくても出来る事ばかりですので、あなたも今日から是非試してみて下さい。
あらゆるコトや、あらゆるモノに対する視点が変わり、あなたの生活そのものが、デザイン力をアップさせる最高の教材となることでしょう。
目次
1.Photoshopを何も見ずに操作出来るように使い方をマスターする
Webデザイナーの主な仕事は、クライアントの要望を取り入れてPhotoshopでWebページをデザインしていく事です。このWebページをデザインする事をデザインカンプを作ると言います。
デザインカンプを作る為には、デザインが上手いとか下手とかは全く関係なく、まずはPhotoshopを自由自在に使えるようになる必要があります。
私も何社かWeb制作現場を見てきましたが、どの会社もPhotoshopでデザインカンプを作成しています。PhotoshopがWebデザイン業界の標準ソフトとなっていて、これを覚えない事にはWebデザイナーとして何も始まりません。
Webデザイナーを目指すなら、まずはPhotoshopの習得が最優先事項です。
2.雑誌の広告や目に入った良いデザインの広告バナー・Webデザインなどを模写する
雑誌の広告、Webバナー、好きなWebサイトなどのデザインをリストアップし、それらを模写するようにPhotoshopでデザインを作ってみましょう。
どうやってマネるのかではなく、なぜこのデザインはこうしたのか、なぜこうなっているのかという視点がとても大切です。
模写する時には、以下の点を意識しながら取り組んでみて下さい。
- なぜこの広告・Webサイトはキレイに見えるのか?
- なぜこの文字にはインパクトがあるのか?
- 配色・組み合わせ
- シンプルなデザインなのになぜ印象的なのか?
- 写真の使い方
- 各要素の全体的バランス
これらの事を踏まえた上で模写をすれば、デザインの引き出しが増えるので確実にデザイン力のアップにつながります。
3.美術館などの展覧会に足を運んでみる
美術館やデザインギャラリーなどに実際に足を運んで、本物のアートやデザインを体感してみましょう。感性を磨く事が出来、美的感覚を高める事に繋がります。
センス良いデザイン作る人は良いデザインをたくさん見て多くの事をインプットしている人だと思います。
東京では多くの美術館でデザイン展・企画展などが毎週開催されています。(地方に住んでいる方は美術館や展覧会自体が少ないので残念ですが。。)
4.良いデザインのWebサイトをたくさん見る
Webデザイナーである以上、良いデザインのWebサイト、機能性に優れたサイト、使いやすいサイトなどをチェックして、良い所などは常に取り入れるように心がけましょう。良いデザインのサイトを探すにはまとめサイトをチェックするのが一番です。以下を参考にしてみて下さい。
4-1.Webデザインギャラリー1「MUUUUU.ORG」
4-2.Webデザインギャラリー「I/O 3000」
4-3.日本国内の秀逸なレスポンシブWebデザイン集
5.デザイン本・雑誌を読んで良いデザインに出会う
デザインの本、雑誌などを読んで良いデザインをたくさん見るようにしましょう。そしてたくさんの良いデザインに出会って下さい。その中でもおすすめのジャンルの本をご紹介します。
国内雑誌・海外の洋雑誌
雑誌はデザインの教科書です。ロゴデザイン・写真の使い方・文字組み・見出しのデザイン・レイアウト・強弱・配色すべてを学ぶ事が出来ます。これだけの事を学べるのは雑誌以外にないでしょう。国内・海外問わずいろいろな雑誌を手にとってとにかくたくさんのデザインに出会って下さい。
インテリアデザイン・建築デザインの本
建築もWebも企画からはじまり、次にデザインして、施工して空間を作るという工程は全く同じなんです。その為、建築やインテリアからもたくさんの事を学ぶ事が出来ます。
インテリア・建築などは本だけではなく実物を見て体感する事が出来るのが良いですね。
写真集・写真展
たくさんの写真を見る事で、写真力を身につける事が出来ます。
写真力を上げる事が出来れば、ビジュアル的に優れたサイトを作る事が出来ます。たくさんの写真を見て、写真に対する美的感覚を高めて下さい。
写真力あるサイトは他サイトに間違いなく差をつける事が出来ます。
グラフィックデザインの本
グラフィックデザイン関係の本は、ロゴデザイン・文字のデザイン、配色、写真の使い方など様々な事を学ぶ事が出来るのでデザイン力アップにつながります。
Webサイトには、バナー、ボタン、ロゴなどグラフィックデザインの要素が多く含まれるので、グラフィックデザインの本は、Webデザイナーにとって最高のデザインの教科書となるでしょう。
6.広告・看板・道路標識・商品パッケージ・建築・インテリアデザインなどを意識して街に出かける
街に出る時、あらゆるすべてのモノをデザインの視点から見てみましょう。作り手の立場からモノを見る事で街を歩くだけでデザインの勉強をする事が出来ます。
- 電車、街に溢れる広告・看板のデザイン
- 標識のデザイン
- お店の中にある商品のパッケージデザイン
- 商業施設、店舗などのインテリアデザイン・建築デザイン
- 車などのカーデザイン
このように街はたくさんのデザインで溢れている事がわかります。
良いデザイン悪いデザイン何が違うのか?なぜこのデザインには人が集まってくるのか?などデザインを見て仮説を立ててみて下さい。
良いデザインを見て、考える事でデザイン力をアップさせる事が出来るはずです。
そして、良いデザインを発見した時は、写真に収めてメモしておく事をおすすめします。その写真メモをコレクションしていく事で、あなただけのデザインの教科書が完成します。
まとめ
あなたの机の上には今何がありますか?
ペン・携帯電話・パソコン・ノート・書籍もしくは、コーヒーの入ったマグカップでしょうか?それらにに共通して言える事はすべてデザイナーの手によってデザインされたモノであるという事です。
私たちは、街に出ても、家にいても、会社にいても、どこにいても多くのデザインに触れる事が出来るのです。
視点を変える事さえ出来れば、毎日デザインに触れ、デザインについて考え、デザインを勉強する事が出来るのです。
Webデザイナーとしてデザイン力をアップさせる方法、それは今日からデザイン思考に切り替えて、良いデザインにたくさん出会って、考えて、企画して、それらを実際に形にしてみる事です。
あなたも今日から是非試して見てください。Webデザイナーとしてのデザイン力をアップさせる事が出来るのは間違いありません。
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