Webデザイナーという職業は本当に飽和しているのか?
「Webデザイナーという職業は、今後AI(人工知能)によって仕事が奪われる」とか「Webデザイナーという職業は飽和状態だから辞めておいた方が良い」という事をあなたも一度は聞いた事があるのではないでしょうか?
Webデザイナーという職業は、今後本当に無くなってしまうのでしょうか?本当にAI(人工知能)がすべてのWebサイトをデザインする時代が来るのか。これからWebデザインの勉強を始めようと思っているあなた、Webデザイナーという職業の将来性を、勉強する前に一度は考えたり調べた事があるでしょう。
私の考えを初めにお伝えしておくと、Webデザイナーという職業は今後も無くなる事はありませんし、技術職・デザイナー職として反映し続けると考えています。それはデザインとはユーザーに情報を伝える為の重要な要素の一つであり、立派なコンテンツの一つだからです。機械的にお手軽に、人工知能に全てを任せてWebデザインを作る事は確かに、出来るでしょう。
しかし、それは本当にクライアントが求めているデザインでしょうか?
私はデザインというものはデザイナーの気持ちがダイレクトに反映されるものであると考えています。クライアントが求めているデザインをヒアリングし、それを形にする事は、AI(人工知能)には到底マネ出来る事では無いと思います。
今回は、Webデザイナーという職業の将来性。それに加えてこれからWebデザイナーを目指すという事は絶対に間違いでは無いという事を証明していきたいと思います。これからWebデザイナーを目指すあなた。ぜひ自信を持って勉強を進めて行動して下さい。
目次
Webデザイナーという職業は本当に無くなるの?
Webデザイナーという職業は今後無くなるとか、Webデザイナーは本当に将来性の無い仕事だ。という事をインターネット上の記事で見て、Webデザイナーになるのは間違いなのかなと不安になっているあなた。それは完全に、情報に惑わされています。
今時、どの業界においてもインターネットを使わないビジネスというのは本当にレアな訳で、ビジネスのすべてはホームページを通して集客を行ったり、物を販売したりサービスを提供したりしています。
企業のサイトを専門に作るWebデザイナーを例えとして考えてみましょう。日本にある企業、中小企業もすべて含めると総数は、約400万社以上もの会社があります。(総務省 「事業所・企業統計調査」より)
400万の会社が存在して、すべての会社がテンプレートの様なデザインを行うAI(人工知能)に、会社の集客と売上に直結するWebサイトの制作すべてを本当に任せるのでしょうか?答えはNoです。1つの企業が提供しているサービスというのは複数ある事がほとんどで、低く見積もっても400万以上(企業の数だけ)のWebデザイン案件があります。しかもWebサイトの不出来により困っている会社は世の中にたくさんあるのです。
あなたが社長でWebデザイナーまたはWeb制作会社にWebサイトの制作を依頼する側であると想定してみて下さい。自社のサービスをユーザーに伝える為に人工知能にすべてを任せる事が出来ますか?
私が同じ立場なら人工知能にWebデザインのすべてを任せる事は怖くて到底出来ません。
Webサイトを妥協なく作る為にはコミュニケーションしかない
クライアントの要望を細かく聞いて、その要望がきちんとWeb上で機能するようにデザインに落とし込んで行く。これがWebデザイナーの重要な仕事です。
デザインがクライアントの要望通り機能していなければそれは全く意味が無いのです。クライアントの求めているものを作らなければそれはデザインではありません。
クライアントの求めているデザイン・機能は、細かなヒアリングからしか汲み取る事は出来ないので、face to faceで行うコミュニケーションには、AI(人工知能)は絶対に勝つことが出来ません。AI(人工知能)はクライアントの求めているデザインをどんぴしゃで作る事は到底不可能なのです。
コミュニケーションこそが、Webサイト成功の鍵を握っています。
AI(人工知能)によるWebデザインは個人向きのサービス
それでは、人工知能がデザインするWebサイトとは、どのようなものでしょうか?それは、Webサイトのクオリティに細かくこだわる必要の無い対個人向けサービスです。
個人事業の方で、Webデザインに数十万〜数百万円のコストをかける方は極めて少数です。個人の方は、WordPressなどのブログシステムを利用し、情報を発信して集客を行うという方が多いので、Webサイトのデザインは、それなりのものでOKという方がとても多いのです。
AI(人工知能)の作るWebデザインは、確かにその業種のテイストに合わせてくれますが、今までに見た事のあるようなテンプレート的なデザインである事が多く、企業がそのWebサイトを採用すると、必ずどこかで妥協が生まれる事になります。
AI(人工知能)が行うWebデザインはあくまで個人向けのデザインであり、企業が積極的に人工知能がデザインしたWebサイトを利用するというのは考えにくい事です。
Webデザイナーという職業は将来なくならない
前述させていただいた通り、日本の企業数は400万社以上もあります。(総務省 「事業所・企業統計調査」調べ)Webサイトの案件は単純計算で考えても400万以上の案件があり、会社のサービスの数などを含めると倍以上のWebデザイン案件は存在すると言っても過言ではありません。しかも多くの企業はWebサイトをきちんと活用出来ていない現状があり、集客などで困っている会社がとても多くあるのです。
それは、多くの場合Webサイトのデザインに問題がある場合が多いのです。Webデザインに問題がある企業が存在する以上、Webデザイナーという職業は無くなる事がありません。その問題はWebデザイナーにしか解決する事が出来ないからです。
WebデザイナーはクラアントのWebの悩みを解決するドクターのような役割を担い、今後もインターネットが存在する以上、必要とされる職業である事は間違いないでしょう。
Webデザイナーの将来設計(キャリアプランニング)と将来像
それでは、Webデザイナーの将来設計と将来像について考えてみましょう。Webデザイナーと言う職業は、今後絶対無くならないという事は前述させていただいた通りです。
これからWebデザイナーを目指すあなた。まずは将来性のある職業である事は間違いないという事をはじめに確信して下さい。オンライン上にWebをデザインして、システムを構築出来て、ユーザーを集める事が出来る。そのスキルはまさにお店作りそのものです。インターネット上に自由自在にお店を作る事が出来る。これがWebデザイナーの一番の醍醐味です。
様々なデバイスが登場し、インターネット社会になってしまった昨今、どの業界においてもインターネット活用は絶対に無視する事が出来ません。どのようなビジネス・サービスでも必ずホームページを介して展開されています。
もし将来、あなたが独立するとなった時、Webデザイン・Web制作スキルさえ身につけて置けば、自由自在にWebサイトを作る事が出来るので、場所・時間などの制約の無いビジネスを誰よりも簡単に生み出す事が出来るようになるでしょう。オリジナルデザインのWebサイトは、Webデザイン業界に携わった事がある人、Webに精通した人しか作る事が出来ないスキルだからです。このスキルは独立・起業する時にも大いに役立ちます。あなたのビジネスを自由自在にデザイン出来るスキルというのは想像以上にリターンが見込めます。
しかし、Web制作の勉強は、複雑で覚える事が多く、時に苦しみを伴なう事は事実です。勉強が難しく、勉強を途中でやめてしまう人も多くいます。せっかくWeb制作の勉強に時間を費やしたものの諦めてしまうのは本当にもったいない事です。
低賃金・長時間労働になりがちがWebデザイナーですが、人生のほんの数年間、歯を食いしばって勉強して身につけたスキルは一生モノとなり気がつけば手に職をつけた実感を味わう事が出来るでしょう。数年後何倍・何十倍ものお金となってあなたに恩恵をもたらせてくれる職業がWebデザイナーという職業です。
まずは、Web制作会社で最低3年間は勤務する事を目指してみましょう。Web制作会社での実務を通して様々な経験を積む事こそが、一番効率的な勉強になります。
まとめ
Webデザイナーの仕事が無くなるとか、無くならないとかそんな事は、実際のところ本当にどうでもいい事なのです。どれだけAI(人工知能)のニュースが流れても、自動でWebサイトを作る事が出来るという情報が流れても、それはWebデザイナーを目指すあなたにとって全く関係の無い事です。その都度情報に、振り回されないようにしましょう。
何度もお伝えしている通りWebデザイナーと言う職業は、インターネットがある以上今後さらに反映します。Webサイトがうまく機能せずに集客が出来ず売上に結びついていない会社・企業・個人が本当に多いのです。これらの悩める会社・企業・個人を助ける事が出来る職業それがWebデザイナーという職業です。
1日1スキル。1ヶ月で30スキル。1年続ければ360ものスキルを身につける事が出来ます。毎日一つで良いので、知識とスキルを確実に積み上げて行きましょう。毎日のスキルの積み重ねが、数年後何倍ものリターンとなってあなたに帰って来るのです。
好きな時に、好きな場所で、あなたのアイデアをオンライン上で形に出来るWebデザイナーは、まさに手に職の職業です。今日から自信を持って勉強を進めて行きましょう。
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