Webデザイナーの働き方と給料(月収・年収)について
Webデザイナーには正社員・アルバイト・派遣・フリーランスといった雇用形態があり様々な働き方を選択する事が出来ます。
今回は、Webデザイナーの働き方と給与体系について解説します。未経験からWebデザイナーを目指す方はぜひ参考にして下さい。
目次
1.正社員のWebデザイナーとして働く場合の平均給料と年収
Webデザイナーを目指すなら正社員になりたいと思う方が一番多いのではないでしょうか。これからWebデザイナーを目指すのでしたら、初めは正社員雇用での勤務をおすすめします。
それはなぜか毎月の給料と福利厚生が保証されていますし、会社の中でもプロジェクトの権限を与えてもらえるのが正社員だからです。その為、プロジェクトに責任感とやりがいを持って参加する事が出来ます。正社員としてのWebデザイナー1年目、プロジェクトを通してとても多くの事を学ぶ事が出来るでしょう。
1-1.正社員Webデザイナー1年目の平均年収は280〜320万円
正社員のWebデザイナーの平均年収はいくらくらいでしょうか?
以下は厚生労働省が発表している性別・年齢層別デザイナーの年収の表一覧となります。Webデザイナー1年目の年収は280万円〜320万円に設定している会社がほとんどです。
1-2.正社員Webデザイナー1年目の平均月収は23万円〜26万円
正社員のWebデザイナーの月収は、年収を元に計算すると23万円〜26万円程になります。ここから年金、保険、所得税などを差し引くと決して高い給料とは言えませんが、仕事を通してお金をもらいながら勉強出来ると考えると、スキルアップを目指すWebデザイナーとしてとても良い環境であると思います。
2.派遣社員のWebデザイナーとして働く場合の平均給料と年収
東京・大阪などの都心部では派遣Webデザイナーの求人が多くあります。派遣社員の場合の雇用主は、Web制作会社ではなく派遣会社となります。派遣社員は残業が少なく給料が高いので、時間に余裕を持って働きたいという場合にはおすすめの働き方です。
2-1.派遣社員のWebデザイナーの給料は時給計算
東京・大阪では派遣のWebデザイナーの時給がとても高く、時給にすると1,600円〜2,100円の案件がたくさんあります。
2-2.派遣社員のWebデザイナーの月収・年収
仮に時給1,800円の案件の会社で勤務する場合
(例)1,800円×8時間 ×22日 = 316,800円/月
ここから保険・所得税・年金などを差し引くと26万円〜28万円程になります。年収で計算すると、300万〜350万円前後となるでしょう。
3.アルバイトのWebデザイナーとして働く場合の平均給料と年収
Webデザイナーにはアルバイトの雇用を行っている会社もたくさんあります。Webデザイナーのアルバイトは時給900円〜1,200円程度になります。時給1,000円1日8時間週5日勤務で計算すると月18万円前後となります。
(例)1,000円×8時間 × 22日 =176,000円/月
年収にすると200万円前後となります。経験を積む為に勤務するのは良いと思いますが、生活の事も考えるとアルバイトのWebデザイナーは稼ぐ事が出来ないので、あまりおすすめは出来ません。
4.フリーランスのWebデザイナーとして働く場合の収入
最後にフリーランスWebデザイナーとして働く場合の月収・年収を見ていきましょう。働き方の中でフリーランスのWebデザイナーが一番難しいスタイルです。
4-1.フリーランスWebデザイナーの年収は0円〜上限なし
フリーランスは個人事業の為、収入は0円〜上限なしという事になります。中にはフリーランスのWebデザイナーでも2,000万円の年収を稼いでいる人もいるようです。自分の頑張り次第でどんどん収入を増やせる所がフリーランスの最大の魅力でもあります。
しかし未経験からいきなりフリーランスWebデザイナーになる事はおすすめ出来ません。実務経験を積んでいる人と未経験の人ではデザイン力・コーディング力・企画力などスキル的に大きな差があるからです。
4-2.いきなりフリーランスWebデザイナーは辞めておくべき理由
正社員のWebのデザイナーの場合は、会社の売り上げを考えて日々の業務をこなし、仕事に打ち込めば良いと思いますが、
フリーランスWebデザイナーは、正社員雇用に対して利益の事を常に考えなければなりません。クライアントとの打ち合わせに必要な交通費、食事代、書籍代その他経費などすべて自分で捻出しなければいけません。さらに税金の事も考える必要があります。そこが個人事業の難しい所です。
未経験でもフリーランスになれば、経験を積んで誰よりも早くスキルを身につける必要がある上に、毎日利益をどんどん出す必要があるのです。この行動パターンにはスキル的にも経済的にも無理が生じてきます。無理な行動には”焦り“が生まれ悪循環に陥ってしまうのです。
4-3.実務経験を積んでフリーランスWebデザイナーに転身する
フリーランスのWebデザイナーになる為には、最低でも2年〜3年は実務経験を積む事をおすすめします。2〜3年程勤務すれば、Web制作に必要なスキルの基本とデザイン力が身につき、自分一人でWebサイトを構築する事が出来るようになるからです。
必要最低限のスキルとデザイン力を身につけてからでもフリーランスへの転身は遅くありません。焦りは禁物です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?Webデザイナーには様々な働き方がある事をお分かりいただけたと思います。
未経験からWebデザイナーになる為にはまずは正社員を目指して下さい。それは、プロジェクトを任せてもらえるからです。権限をもらう事が出来ますしきちんと責任を負いながら仕事が出来ます。その責任感は仕事のやりがいにつながり、スキル習得にもとてもプラスに働いてくれます。
派遣社員は気楽に働けて給料は高いですが、プロジェクトの権限がなく正社員に指示された事を淡々とこなす仕事になりがちです。これではやりがいも感じられず、単調な仕事でスキルアップにもつながりません。
将来、第一線で活躍するWebデザイナーになりたい方、フリーランスWebデザイナーとして独立したい方は、あえて一番大変な道を選択するようにしましょう。その選択が自身のレベルアップにつながり、将来独立する為の最短距離となる事はお約束します。
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